SEED:市場開発プランニング/流通デザイン計画 Marketing・Merchandising・Designing
市場開発プランニング/流通デザイン計画
会社案内 HOME
サイトご利用について
サイトマップ
「なるマガ」は、なるほど売れた、儲かった商品や販売アイディア情報の宝庫です
なるマガバックナンバー


contents
Business/ビジネス
Package design?/パッケージデザインとは?
Field/活動分野
Prices/価格について
Contact/お問い合わせ
topics
information

なるほど! 売れる商品づくりのからくり、タネあかし。

「なるマガ」は私たちSEEDの商品やお店に対する考え方、モノゴトのとらえかた、お客さまを共感させる口説き落としのパッケージ法などを、わかりやすくご紹介いたします。
こむづかしい話は時間のムダ、肩の力を抜いておつき合いください。

vol.14 2006.10.06

女性願望の「王道」を行く視点が大切

ここ数年、女性達のひとつの消費キーワードになっているのが「モテる」という言葉。
「モテ髪」、「モテ服」、「モテメイク」というふうに女性誌の特集に頻繁にとりあげられている。
「はじめてあった彼氏がもう一度逢いたい気分になる香り」とPOPがつけられたオーデコロンなど、「モテブーム」旋風とでも言えそうな露出度だ。
異性にモテるための努力、投資を惜しまないというノリには女性のみならずフェイスケアへの関心が強い若い男性達やちょいワルおやじ族まで単純にまきこんでしまうほど、わかりやすいストーリー性が感じられる。
ラブストーリーやシンデレラストーリーの結末が常にハッピーエンドであるように「王道」の物語り性はいつの時代にも多くの女性達に支持されヒット商品を生んだり、社会に多くの話題を提供する。
モノが売れない背景には開発者側が消費者動向を深読みしすぎるケースが少なく無い。王道のテーマを持たせた商品はシンプルであるがゆえ、わかりやすく消費者にその商品価値を確実に伝える力を持つのだろう。
最近、少女マンガのヒロインイメージを全面にデザインした、かなり遊びの入ったパッケージのメイク用品シリーズをドラッグストアでよく見かける。大きく扱われたキャッチフレーズの内容も「天まで届けマスカラ」「涙が似合うアイライナー」など、ある意味ドラマチックですらある。それら商品はタカラヅカチックな薔薇の花モチーフの陳列トレイに納まり、ヒロインの世界を華やかに演出し、店頭で若い女性達の足を止めさせている。
昨年に発売後間もなく、全体で200万個売り上げたというこれらのヒット商品も「ヒロイン」という王道のストーリー性をもっており、王道だからこそできる「お遊び感覚」が店頭でウケたのだろう。テレビCMなどの広告も展開せず、店頭販売のみの王道商品としての訴求に成功した好例である。
お店の棚に並んだ数ある商品からなんとなく気になり買ってみる、そういった気持ちを起こさせるわかりやすい物語り性を面白がる女性達が多くいることは事実。これは「王道」を行くことがヒット商品をつくるひとつのコツであることにほかならない。「モテ○○○」、「ヒロイン」、「お姫さま」、「ロイヤル」、「プレミアム」、「ラグジュアリー」、とにかくわかりやすいストーリー性を商品開発の視点として恥ずかしがらずに大切にする姿勢が大切です。
デザインは常にひとつの言葉から始まります。氾濫するキーワードのなかから陳腐化されにくいテーマや物語り性を見い出し、より明確に言葉やビジュアルにデザインし店頭でとにかく目につくことが重要。
また、すべてのお店の店員さんが手書きPOPをつけてくれるわけではないので、時にはインパクトのあるPOP的コメントを盛り込んだデザイン戦略もおおいに必要といえます。
   
ワンポイントアンケート
パッケージやPOPに書かれていた場合、気がひかれがちなフレーズはどれですか?

[ アンケート結果 ]
モテ○○○系のフレーズ  ヒロイン○○○系のフレーズ
お姫さま○○○系のフレーズ  ラグジュアリー○○○系のフレーズ
プレミアム○○○系のフレーズ  ロイヤル○○○系のフレーズ



Page top

市場開発プランニング流通デザイン計画 SEED Copyright SEED Inc. All Rights Reserved.